石川県加賀市山中温泉にある漆器の塗師屋 「守田漆器 工房静寛」の商品取り扱いを新たにさせていただきます。
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⬜︎山中漆器とは
石川県加賀市山中温泉を代表する伝統的な漆器。安土桃山時代のころから続く山中漆器は、木地の美しさと塗りの技術が特徴です。
山中の木地に関して、木地師として初めて人間国宝に認定された川北良造氏をはじめ、多くの木地師が活躍しています。光が透けるほどの薄挽き、木面に繊細な模様を刻む加飾挽きなど、職人の高い技術が数々の技法を生み出してきました。挽物に使うカンナはすべて、職人が鋼を鍛造して作っています。こうした切れ味への追求が日本一のろくろ技術を支えています。
塗りに関しては、その美しい木地の木目を活かして、拭き漆で仕上げているのが山中漆器の特徴です。(拭き漆:文字通り、木地に漆を塗っては拭き取る、を7〜8回ほど繰り返し行う塗り技術。)拭き取ることで漆の一層一層が薄くなり、美しい木目が見える仕上がりに。もちろん、美しい漆の艶も合わせて味わうことができます。