越前焼　越前　壺｜Echizen Ware "Echizen Jar"

しっかりとした力強さと見る楽しみを与えてくれる壺。

焼き上げる際、より酸素量の多い炎を受けた部分は色が明るく（上方）、より酸素量の少ない炎を受けた部分は色が濃く（下方）仕上がっています。また、上方部分には炭を添えて焼き上げており箇所があり、焦げついた風情のある味わいをかもしています。一つの作品で窯の中の多様な状況を語りかけてくれる作品です。

作家：小泉洋介　Yosuke Koizumi （鳥越窯）

サイズ：高さ210mm x 幅170mm x 口径70mm

※一箇所に、焼成時に発生した亀裂がございますが、表情としてお楽しみください。（写真参照）

⬜︎越前焼

日本海に面した北陸地方、福井県丹生郡（にゅうぐん）越前町発祥の磁器。六古窯の一つとして、約850年の歴史を持ち、山と海のある健やかな大自然の中で受け継がれています。北陸の厳しい自然に育まれる土々しさが現れるのが越前焼の魅力の一つ。

シンプルで素朴な風合いの磁器は、耐久性があり、また使い込む毎に変化する風合いを楽しむことができます。窯の中で焼き上げる際、、炎や灰の作用により焼き色や景色（けしき）が異なり、一つとして同じモノが出来上がらないのが磁器の特徴。それぞれに違うという個性があり、唯一無二の美が秘められています。